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認知症について

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第三話:長谷川式認知症スケール

 本スケールは、1974年に作成された「長谷川式簡易知能評価スケール(Hasegawa's Dementia Scale:HDS)」を1991年に改訂したものです。 改訂当初の名称は「改定長谷川式簡易知能評価スケール(Hasegawa's Dementia Scale for Revised:HDS-R)」でした。 作成者は、当時の聖マリアンナ医科大学神経精神科学教室の教授であった長谷川和夫氏です(現在、認知症介護研究・研修東京センター 名誉センター長)。

 2004年12月に「痴呆」が「認知症」に名称変更されたことに伴い、2005年に名称が「長谷川式認知症スケール(HDS-R)」と改称されました。
 HDS-Rは以下の9問から構成されています。

問題 1 年齢 (本人の年齢を問う)
問題 2 日時の見当識 (本日の日付を問う)
問題 3 場所の見当識 (現在いる場所を問う)
問題 4 3つの言葉の記銘 (無関係の3つの言葉を覚える)
問題 5 計算 (引き算を2回行う)
問題 6 数字の逆唱 (3桁と4桁の数字を逆の順で答える)
問題 7 3つの言葉の遅延再生 (問4の言葉を思い出し答える)
問題 8 5つの物品記銘 (無関係の5つの物品を記憶したあと、思い出して答える)
問題 9 野菜の名前に関する言語の流暢性 (野菜の名前を数多く答える)

HDS-Rの満点は30点であり、点数が高いほど正答が多いことを示します。
HDS-Rの感受性は0.83であり、特異性は0.92です。そして得点のカットオフポイントは20点と21点の間に設定されています。
つまり、20点以下の場合、認知症が疑われることになります。

【文献】
・長谷川和夫(2005):HDS-R 長谷川式認知症スケール.三京房(京都).
・加藤伸司・下垣光・小野寺敦志・植田宏樹・老川賢三ほか(1991):改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)の作成.老年精神医学雑誌2:1339-1347.

HDS-R 長谷川式認知症スケール」の検査用紙と検査用具の説明写真

発行元:三京房
〒605-0971 京都市東山区今熊野ナギノ森町11
電話:075-561-0071 Fax:075-525-1244

元 認知症介護研究・研修東京センター
小野寺 敦志