【運営】:認知症介護研究・研修センター(東京、大府、仙台)
  我が国の認知症介護に関する研究・研修の中核的機関として
  平成12年度に厚生労働省により設置されました

研修情報

認知症介護指導者の紹介/大府センター

立野 郁美 (大府センター第7期生)
私たちが目指す地域ケアの取り組み

特別養護老人ホームサンハート美和

地域の特徴

 私たちの施設がある南箕輪村は、中央アルプスと南アルプスを眺望できる、閑静な田園地帯の真ん中にあります。社会福祉法人、上伊那福祉協会8施設の一つ として平成12年4月1日に開所しました。利用者は定員54床ショートステイ16床の新しく広々とした認知症専門施設です。認知症専門ではありますが地域 に開かれた施設を目標としました。運営母体は上伊那10市町村です。
 施設のある、南箕輪村は工業団地が出来年々人口が増加しつつありますが60歳以上の住民が40%を上回ってきています。特に南箕輪村からはシル バー人材を派遣していただくまた施設に対する地域との意見交換を行っています。地域の高齢化が進んでいるため高齢福祉に対する関心が高まっています。

施設が取り組んでいる地域ケアについて
 サービス内容は認知症高齢者のショートステイのみ16床があり利用者の送迎を行っています。利用者はショートステイ・長期利用者共に上伊那全域の方が利用しています。
 これらのサービス以外に南老養護老人ホームと共同で夏祭り・敬老祝賀会を村民参加で行っています。また地域希望者には介護知識・技術の方法を提供しています。

今後の課題と展望
 認知症施設という事で、目標の「地域に開かれた施設」とは行かず全面的に施設を開放することが出来ずにいます。ただ利用者と地域との交流を多く 持つことにより認知症高齢者に対する理解を深めていただき、多くの利用者が外の空気に触れ生活観を感じ、その人らしい生活の場に出来ればよいと思います。 このような事を実践出来るよう施設職員一同努力しています。

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