【運営】:認知症介護研究・研修センター(東京、大府、仙台)
  我が国の認知症介護に関する研究・研修の中核的機関として
  平成12年度に厚生労働省により設置されました

研修情報

認知症介護指導者の紹介/仙台センター

中嶋 裕美 (仙台センター第2期生)
「松涛会」 地域ケアの取り組み

通所リハビリテーション コスモス

地域の特徴

 私たちの施設がある地域は、本州の最西端にある下関市の北東に位置しています。施設は、西に日本海、東は山並み、周りは畑と、のどかで自然豊かな環境に恵まれています。
 施設の周辺は、農家も多く、高齢化が進む一方、新しい団地の開発もあり、老々介護、独居、住み慣れた土地を離れ、子供と同居されている方など、さまざまな高齢福祉サービスが必要とされています。

我々が取り組んでいる地域ケアについて
 サービス内容では、特定医療法人社団松涛会、母体の安岡病院に、緩和ケア・療養型病床群・介護療養型医療施設・リハビリテーションセンター・配 食センター・ヘルパー養成研修事業があります。介護老人保健施設コスモスには、 一般・認知症・短期入所療養介護・通所リハビリ・機能訓練事業があります。また、在宅介護支援センター、居宅介護支援事業所、訪問看護ステーション、ホー ムヘルパーステーション、グループホームわたぼうしがあります。同敷地内には、 社会福祉法人松涛 特別養護老人ホームはまゆう苑があり、デイサービスセンター、地域交流ホーム、ケアハウス、4月には、生活支援ハウスが開設し、デイ サービスセンターも新しくなりました。また、同市内に、デイサービスセンター、 ホームヘルパーステーション、在宅介護支援センター、居宅介護支援事業所が2箇所ずつあります。松涛会では、未来の医療・介護・福祉を目指し、地域の高齢 者を総合的に支援しています。認知症介護は、各施設、事業所の連携により、各個人に あったサービスを提供していくよう取り組んでいます。

今後の課題と展望
 私は、今年4月より介護老人保健施設から通所リハビリテーションへ部署移動し、在宅介護により近づいたサービスの提供をさせていただくことにな りました。部署移動があってまだ何日もたっていませんが、今まで以上に認知症高齢者を抱える地域、ご家族の諸問題を実感しています。
 又、ご利用者の方から、サービスをご利用されていないご近所の方の情報などを聞くことがあります。最近では、下関市内の居宅介護支援事業所の連 携が強くなってきているようですが、もっとそういう方へのサービスの情報提供が必要であること、当松涛会では様々なサービスが ありますが、それぞれのサービスが連携し、現在のご利用者を継続して、サービスを提供していき、なじみの関係を壊さず、生涯を送っていける環境作りが必要 ではないかと思います。

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