・アリセプト
・バップフォー
Aさんの日中と夜間に分けて、副作用と考えられるような状態や言動が見られますか。
怒りっぽく、他者に手をあげる行動が見られるようになったため、少し前よりチアプリムが処方されている。
(2)身体的痛み、便秘・不眠・空腹等による苦痛の影響は考えられますか?
不眠はなかったが、最近よく目をさますようになっている。
日中の傾眠は見られませんか。また、帰宅を望む行動と身体的な不調や空腹の訴えなどとの関連はありませんか。
日中の傾眠は見られず、常に活発に行動しています。入居時は夜間早くに入床していたが、寝付けないことが多くなり、Aさんが眠いと訴えるまでは夜勤の職員と一緒に過ごしています。
(3)悲しみ・怒り・寂しさ等の精神的苦痛、また本人の性格等の影響は考えられますか?
・夫との二人暮らしだった。
・家に帰りたい。
・どこに行ったらよいのか何をしたらよいのかわからない。
・男性利用者と一緒にいることを嫌がる。
男性を嫌がるのは、生来的なAさんの性格なのでしょうか?施設の中での生活から想起されてきたものでしょうか。
入居時は施設に慣れておらず、夫以外の男性は嫌がるということはありましたが、認知症の進行が早いのと、施設にも慣れてきたのか、嫌がることは無くなってきたように思われます。
(4)音・光・味・臭い・寒暖等感覚的な苦痛を与える刺激の影響は考えられますか?
夫との二人暮らしだったので、周りに多くの人がいるのは落ち着かない。
施設の一日の中で、明るい場所、静かな場所、賑やかな場所などの違いによって行動の変化が見られますか。
特にありません。。
(5)家族・介護者など周囲からの過剰、あるいは少なすぎる関わりの影響は考えられますか?
入居して半月過ぎたばかりである。夫や娘の面会は週1回で、面会はまだ二回程である。
面会の後で、Aさんの言動に変化は見られますか。
夫や娘を捜したり、棟内を歩き回ったりすることが多く見られます。
職員と過ごすと落ち着いている。
落ち着きは、全ての職員で見られますか、年齢や性別によって違いはありませんか。。
特に違いは見られません。
(6)障害程度・能力の発揮に対して、住まい・器具・物品等物的環境による影響は考えられますか?
身の回りに、今までの生活でAさんが大切にしていた品物がありますか。
特にありません。
(7)要望・障害程度・能力の発揮と、アクティビティー(活動)とのズレによる影響は考えられますか?
軽作業をすると落ち着く。
どのような軽作業をするとAさんは落ち着きますか。その作業時間や難易度はどの程度のものでしょうか。また、Aさんはその軽作業にどのような印象や感情を持ったと思いますか。
持続性がなく、おしぼりたたみは2枚程度たたむと飽きてしまいます。洗濯物干しは上手に干すことが出来ます。「手伝っていただけますか。」と声掛けすると、嬉しそうに答えてくれることもあります。
(8)生活歴・価値観等に基づいた暮らし方と、現状とのズレによる影響は考えられますか?
何もすることがなく、何かをやらなければいけないと思っている。
施設の中でも、"何かをやらなければ"といった切迫感のもとでの具体的な言動が見られますか。
コップをひっくり返したり、手当たり次第に何でも触ったり持ち回ったりします。。
働き者だった。
家事や仕事を含め、"働くこと"がAさんを作ってきた、という印象がありますか。
何かをしなければいけないと思うのか、落ち着いて座っていることが出来ず、手当たり次第何でも手に持ち歩いている。