認知症介護基礎講座
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自己確認テスト
【問題2】
「ナツさん(75歳)」は農家の生まれで、朝は日が昇る前に畑へ行き、夜は日が暮れてからも働くような方でした。40代からは、長男夫婦と同居していましたが、台所仕事だけは、絶対お嫁さんにやらせることはありませんでした。元来几帳面な性格で、自分に厳しいところがあったので、お嫁さんの働き振りには、常に一言あったようです。70歳を過ぎ、ひざの調子が悪く、家にいることが多くなったころから、物盗られ妄想が出始め、嫁に対し、「おらの通帳、どこさやっただ!」などと、言うようになりました。それに対しお嫁さんは、その都度感情的になり、頭から否定しているようです。
上記の事例を読み、次のうち、物盗られ妄想を引き起こしている原因の説明として、最も適していると思われるものを1つ挙げてください。


ア. 「ナツさん」が「お嫁さん」に意地悪をしてやろうと思う気持ちが強いのが原因である。
イ. 認知症の中核症状が前提としてあり、環境・性格などの因子により起こっているもので、お嫁さんにすべての原因があるわけではない。
ウ. お嫁さんの対応が悪いのが、すべての原因である。

判定
目次
ナツさんの生活歴
ナツさんとスタッフの視点
ナツさんの心理状況
物盗られ妄想とは
対応の留意点

自己確認テスト1
自己確認テスト2
自己確認テスト3
自己確認テスト4
自己確認テスト5    

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