認知症関連や事例中の用語について説明しています。
<BPSD> | ビーピーエスディー |
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BPSD:Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia 認知症の人は日々の暮らしを続けていく時に何とか適応していこうとしますが、認知機能の障害があるために間違い行動になったり、混乱してしまって周りの人との間に歪みがおこることがあります。これらの行動は、かつては問題行動といわれていました。しかし、何らかの原因があって、予防することや軽くすることができます。具体的にあげると、不安、うつ状態、妄想、徘徊、異食、攻撃的行動(暴力、暴言等)、不潔行為、性的逸脱行動等です。これらをまとめて認知症の行動・心理症状(BPSD)といっています。認知症のご本人が言葉のやりとりが上手くできないためにメッセージとして要求している表現が行動障害になることもあります。ゆったりとした時の流れ、安定したなじみの環境、本人の気持ちを理解しようとする対応等によってBPSDは軽減します。また場合によっては、適切な向精神薬の投与も有効なことがあります。 |