大府センター
名称 | 認知症介護研究・研修大府センター |
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法人名 | 社会福祉法人 仁至会 |
所在地 | 〒474-0037 愛知県大府市半月町三丁目294番地 TEL 0562-44-5551 FAX 0562-44-5831 大府センター代表:obu@dcnet.gr.jp |
認知症介護研究・研修大府センター(大府センター)は介護保険が施行された2000年、名古屋の南、知多半島の付け根に位置する大府市に設置されました。
「健康都市」を掲げる大府市の中でも保健、医療、福祉の諸機関が集積する「あいち健康の森」の一角にある大府センターでは、障害者福祉、高齢者福祉を担う社会福祉法人仁至会の一組織として、2001年度から東京、仙台の2センター同様「パーソン・センタード・ケア」を軸に、認知症介護に係る研究および研修事業を展開してきました。
研究では近年、特に若年性認知症の方の就労や社会活動に係る調査・研究に注力していますが、研修でも、3センター共通の「認知症介護指導者研修」、「同フォローアップ研修」に加え、2017年度には都道府県、指定都市に配置されている若年性認知症支援窓口の職員に向けた「若年性認知症支援コーディネーター研修」を開始いたしました。
そういった研究、研修、及び若年性認知症の方やご家族の電話相談に応じる「若年性認知症コールセンター」の実績を踏まえ、2018年度には「全国若年性認知症支援センター」が設置され、若年性認知症の方々の支援に携わる専門職等からの相談にも応じています。
また、英国、ブラッドフォード大学との契約のもとに「パーソン・センタード・ケア及びケアマッピング(DCM)法研修」も行っています。
センター長あいさつ
令和4年4月から認知症介護研究・研修大府センター長を拝命いたしました鷲見と申します。
認知症に対する、新しい診断法や治療法の開発と並んで、極めて重要な位置を占めるのが認知症介護の領域です。今後さらに増え続けることが推定される認知症に対して、よりよい認知症介護の重要性は一段と高まるものと思われます。
大府センターではこれまでも若年性認知症の社会的支援、認知症に対する新しいリハビリテーションの提案、認知症介護に係る人材育成、高齢者の権利擁護、パーソン・センタード・ケアの普及といった政策につながる研究、研修を行い、認知症介護の質の向上に寄与してきました。認知症の人にとってのよりよい介護をいかにして行うか、そのための研究、研修を職員一丸となって今後もさらに進めていきたいと思っております。
また法人内の他部門、近隣の諸研究機関、各地で活躍しておられる認知症介護指導者を始めとする認知症介護実践者、行政組織の方々と協力し、認知症の人にとって住みやすい、ひいては誰にとっても住みやすい社会の構築に貢献できるよう努力していきたいと思っています。
認知症介護研究・研修大府センター
センター長 鷲見 幸彦
交通のご案内
【鉄道・バス】JR名古屋駅からJR大府駅まで快速電車13分
【タクシー】JR大府駅から約10分
【自家用車】名古屋高速・知多半島道路大府東海インターから約10分、国道23号線(名四国道)共和インターからから約20分
組織
センター長のもとに次の3部から組織されます。
(1)研究部
研究計画、研究成果の発表、関係機関との連携、研究データ・文献の収集等
(2)研修部
各種プログラムの立案、研修生の指導、実習施設との連絡調整、他団体主催研修会の助言と協力
(3)事務部
管理業務、事業計画の立案、他団体との連絡調整、職員の人事・給与・福祉厚生
研究事業の概要
認知症介護の質の向上と介護技術を理論化することを目的として、実践的なテーマを中心に、国立長寿医療研究センターや大学との連携により学際的な共同研究を推進しています。
詳細は「研究情報」をご覧ください。
研修事業の概要
◆認知症介護指導者養成研修
都道府県・政令指定都市及び高齢者福祉関連機関の要請を受けて、認知症介護実務者及びその指導的立場にある者に対する認知症介護指導者研修を実施しています。対象となる地域は以下の通りです。
【中部地区】
富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、静岡県、静岡市、浜松市、愛知県、名古屋市、岐阜県、三重県
【近畿地区】
滋賀県、京都府、京都市、大阪府、大阪市、堺市、兵庫県、神戸市、奈良県、和歌山県
◆認知症介護指導者フォローアップ研修
認知症介護指導者としての指導力をより一層高めるために、認知症介護指導者フォローアップ研修は5日間の研修を、年間2回実施しています。対象となる区域は認知症介護指導者養成研修と同じです。
◆パーソン・センタード・ケア及び認知症ケアマッピング(DCM)法研修
認知症ケアの手法で、英国ブラッドフォード大学が認定する、基礎コースと上級コースの研修があります。認知症の人の個性や生き方に合った、その人らしい生活ができるよう支援する「パーソン・センタード・ケア」の概念を提唱するとともに、DCM法という実践的かつ画期的な手法です。
詳細は「認知症ケアマッピング(DCM)法研修」をご覧ください。
◆認知症介護指導者大府ネットワーク
認知症介護研究・研修大府センターの認知症介護指導者養成研修を修了した方の情報および意見交流のネットワークです。
詳細は「認知症介護指導者大府ネットワーク」をご覧ください。
facebookは「facebook:認知症介護指導者大府ネットワーク」をご覧ください。
施設概要
(敷地面積)4,268m2
(延床面積)1,902m2
(構造規模)鉄筋コンクリート造 2階(地下1階)
(設備状況)研修室:4室、宿泊設備 :個室16室(バス・トイレ付)
(竣工)平成12年11月30日