【運営】:認知症介護研究・研修センター(東京、大府、仙台)
  我が国の認知症介護に関する研究・研修の中核的機関として
  平成12年度に厚生労働省により設置されました

研修情報

認知症介護指導者の紹介/仙台センター

五島 はるえ (仙台センター第1期生)
地域ケアの取り組み

社会福祉法人 池田博愛会 永楽荘

地域の特徴

 私たちの施設がある池田町は、風光明媚な吉野川を一望にし、四国山脈と阿讃山脈が交差した深く豊かな緑に囲まれた盆地で、四国のへそ、と言われている静かで豊かな環境にあります。
 施設は、25年前中学校の統合にともない、地域の中心地であった跡地に22年前に開設されました。 現在の施設の周辺は、高齢化が進んできていますが、福祉に対する関心は高まってきています。小学校、中学校、高校と点在していますが、授業の一環として、 総合学習、体験学習、介護実習等高齢者の方たちとのふれあう機会が、年々増えてきています。
 又、地域の方たちと協力をして催し物を開催したり、 ボランティアとして地域のゴミ拾い等をおこない施設と地域とが一体となって地域の活性化に向けて取り組んでおります。

施設が取り組んでいる地域ケアについて
 サービス内容では、ディサービス、ショートスティ、認知症対応型ディサービス、訪問入浴、ホームヘルプサービス、又池田町と連携を取り、介護保 険制度上のサービス以外に生活管理指導員派遣事業、軽度生活援助事業、生きがいの活動支援通所事業(サテライト方式)生活管理指導短期宿泊事業、 外出支援サービス事業、高齢者移送サービス事業等の高齢者福祉事業を行って、池田町の介護保険に関わらず高齢者の総合ケアセンターとしての役割を担ってい ます。

今後の課題と展望
 私は、現在特別養護老人ホームの職員として業務に携わっております。介護保険制度が施行されて、より多様な福祉サービスが利用者の意志で自由に 選択できるようになりました。利用者と同等の立場で接するという基本理念を、職員全員があたり前のこととして実行していかなければなりません。 それには今までの考えを180度転換する柔軟性と意識改革、職員の質の向上が重要であります。高品質のサービスの開発、提供を担うためには、地域に開かれ た事業体として各職種の専門性を高めていく事が今後の課題だと思います。

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