不同意メッセージについての教育教材
【作成目的】
暴言・暴力などの攻撃的なBPSDが出現する前には不満の蓄積があります。この不満の種をケア専門職が発見し、早期に対応方法を変えることで関係性から生じるBPSDは回避することができると考えます。「不同意メッセージ」について、イラストを多く用いた教材を使ってケア専門職が学ぶことにより、BPSDを軽減することを目指しています。
【使用法】
パワーポイント資料は、イラストを用いてイメージしやすく、印象に残る教材を目指しました。職員からの誘導の連続によって、認知症の人が苛立ちを募らせ、それがBPSDとして表出される可能性について説明したうえで、BPSDが生じる前に示している認知症の人の“嫌”という意思を表現する「不同意メッセージ」の概念を紹介しています。そして不同意メッセージに気づいた時の対応の例を示しています。
不同意メッセージについて学んだあとで、BPSD発現予防シートを用いてグループワークを行います。できるだけ同じ病棟(フロア)のスタッフがグループを作り、同じ患者(利用者)について検討します。実際の自分たちのケアを振り返りながら、BPSD発現予防シートに記入することによって、ケアスタッフが行っている半強制的なケアに気づくことができます。良かれとおもって実施しているケアのあり方が認知症の人を追い詰めていることに気づいたら、その施設・スタッフで対応可能な方法を検討します。
【使用の際の留意点】
活用する際には、ホームページなどのダウンロード元を明記してください。
【検証データ】
現在、最終データを分析した結果について、研究論文を執筆しています。論文が受理されたら、検証データについて加筆します。
【資材のダウンロード】
●不同意メッセージについての教育教材
・不同意メッセージによるBPSD発現予防シート
※公開元のホームページはこちら
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