BPSDに対する効果的ケアのエキスパートシステム
【作成目的】
BPSDの状態に応じた適切なケアの選択は難しく、ケアの方針を決める上で大きな課題だと思います。しかし、それを上手く行っている認知症ケアのエキスパートがいます。BPSDの状態に応じたエキスパートのケアを収集・分析することで、BPSDへのケア方法について参考にできる指針や目安を示すことを目的としました。
【使用法】
NPIの12領域ごとに、症状の改善・非改善とケア内容の関係を調べ、①エキスパートが用いて改善につながりやすかったケア方法、②エキスパートの多くの人が行っているケア方法を示しました。
また、症状の非改善例で多く見られたケア方法については、注意を要するケアとして、配慮すべき事柄を示しました。NPIやBPSD+Qによってアセスメントした結果から、対応を考えたいBPSDの内容に応じて、改善に結びつきやすいケア手法の参考にすることができます。
【使用の際の留意点】
示されているケア手法は、あくまでもケアの指針や目安として、多くの具体的手法から抽出した共通的要素であり、個々のケア場面では個人的な状況を加味した具体的な実行計画を立案する必要があります。
【検証データ】
現在、この結果に関して研究論文作成中であるため、論文受理後に検証データ加筆の予定です。
【資材のダウンロード】
●BPSDに対する効果的ケアのエキスパートシステム
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