DC博士のワン・ポイント

認知症予防について

食事

 認知症のリスクを下げる食事として、①肥満を防ぐ(食事量の調整)、②野菜を多く摂る:野菜に含まれるポリフェノールに老化防止作用がある、③魚を時々摂る:魚、とくに青魚はDHAやEPAといった健康に良い油成分を含んでいる、④発酵食品:ヨーグルト、漬け物、味噌や醤油などの発酵食品には、微生物のパワーが潜んでいます。

 テレビなどで○○が良いという番組を見ると、それが爆発的に売れて、そればかり食べる人が出てきますが、基本はバランスの取れた食事です。和食は優れた健康食品と世界中から認められています。ただしタンパク質やカルシウムが少なめなので、和食に乳製品(牛乳やチーズ)を加えることが推奨されています。

認知症介護研究・研修東京センター
センター長 粟田 主一